留学なしでは私の就活は成功し得なかったー就活体験

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就活の始まり

私はアメリカに約10ヶ月、2013年8月から2014年5月まで留学していました。
帰国すると大学の同期、日本の就活生は「そろそろ就活考えなきゃいけないかな・・・?」「インターンどうする?」というような空気が漂っていたのを今でも覚えています。

帰ってきてすぐ就活か、と思いつつも何から手をつけて良いのか、そもそも就活自体の全体像が掴めず戸惑っていました。 アメリカから帰ってきたばかりで、『また行きたいなー、でも海外就職なんて私にはちょっと度胸ないな、英語使って仕事なんてアメリカを見てきて簡単には言えないな』なんて取り留めのないことばかり考えていました。

結局、ぼんやりしたまま他の同期が夏インターン等する様子を聞きながら何も始めず夏休みが終わる…そんな就活の始まりをしたのが“私”です。

ある先輩との出会い

夏休みも終わり秋の風が吹く季節になり私はようやく重い腰を上げます。

きっかけはある一人の先輩との出会いでした。一応就活の流れ自体を把握しなければと思い学生課の方のお話を伺っていた時のことです。友人の一人に「就活の事にすごく詳しくてアドバイスをもらえる先輩がいるから紹介してあげる!」と言われ出会ったのがその先輩でした。外国人として日本に留学した上で日本語ペラペラ、そして内定は大手金融会社という同級生から見てもすごいな、と思う人です。 彼は、ボランティアにも関わらず何もわからない私に一から説明、そして自分の体験談を4時間にも渡って説明してくれました。

その頃私は何となく「海外に関われて、英語を使うような仕事ってやっぱり惹かれるな!」なんて考えていたのですが私の甘い考えはこの時の先輩との出会いによって激変します。

まず英語使いたいという動機で仕事を探す甘さ。英語なんて使える人はごまんといるわけです。 そもそもバイリンガルや帰国子女が出てきたら、たかが数年の留学では太刀打ちできません。 そして、そもそも教員や言語学の教授になろうなんて思わない限り何かしらのビジネス、専門知識を持っている上で初めて英語でなにかそれを使うという状況が発生するということです。

つまり、「ネイティブレベルでもない中途半端に少し英語しゃべれます」くらいでは仕事が全くできないのと同意義ということです。逆に言えば技術や商法を持っていてプラス英語ができてビジネスで渡り合えるのなら需要がある人材であるということです。

加えて、先輩からのアドバイスとして、
留学したことばかりをエピソードとして話す人がいるけれど、面接官からしたら「また留学してましたアピール。はいはい、君だけじゃないから、いっぱいいるから。」となるため自分が一番見せなければいけない“他者との違い”がわからなくなる。 だから、留学のことを話す時はきちんと相手が聞いていて納得する内容の話をしてね。
もし自信なければあまり言う必要もないから。

という言葉をもらいました。

それ以降私は就活に対しての考え方を変え、自分なりに戦略を立て、留学を最高の話の引き出しとするやり方を模索しました。

ウケた留学話

前述した先輩からのアドバイスを取り入れながら行った就職活動でしたが結論として留学が私の就活に役に立ったのかという質問に対しては大いにイエスと答えたいと思います。 むしろ留学なしでは私の就活は成功し得なかったと言っても過言ではないです。 ここではその理由としてどう留学を活用したのかを書いていきたいと思います。

エントリーシート、面接でよく聞かれる質問はこれまでどんな困難や挫折を人生で経験したのか、乗り越えてきたのかということです。

数十年前、日本で求められる人材といえば“いかに上司の言うことを正確に実行でき、組織として動ける人間か”というものでしたが、今は違います。 “問題にぶつかった時いかに自分の頭で対処し、やり遂げる力があるか。この変化が激しい世界に対応し生き残れるかどうか”ここを色んな質問を通しみようとしてきます。

その上で苦労した経験、悔しい経験、は格好のネタになるのです。人は成功より失敗や苦い経験からの方が学ぶことは多く、また聞いている方も興味を持って聞きやすいのです。故に留学とは引き出しの宝庫とも言えます。

私は留学で辛かったこと、大変だったこと:7割、楽しかったこと:3割(これも含めて素晴らしい留学だったと思っています)だと感じていたのでエピソードは大きなものから小さなものまで様々ありました。

ですので、その苦労した、苦い経験を主として語り、「実はそれアメリカで授業中にクラスメイトとやってました」と言うとまず「中々大変な経験をしたんだ」→「え、それをアメリカの大学でやってたの!?」という流れで興味を持っていただけることが多かったように思います。

中身自体が主で、しっかり納得してもらえるように話し、その舞台として留学という機会を活用したというアピールが比較的有効です。留学自体は特に加点にはなりませんがそこでの経験、勉強内容(コミュニケーションや交流以外)は評価ポイントになります。

会社をどうやって選択したの?

私は商社という業界の会社から内定をいただきそこで働くことを決めました。
数ある会社、業界の中でなぜその会社に決めたのかということをここでは述べていきます。

なぜならここでも留学で得た価値観が影響したと感じるからです。 就活で自己分析や企業分析を行い色んな説明会を見る中で自分の軸の一つになったことがあります。

それは、時代に合わせて“変化できる会社かどうか”という視点です。 留学した時にたまたまコンサルタントの方や企業した方、銀行頭取の方とお話しする機会が数回ありました。 また教授と仲良くなり州のビジネス会議にも参加させていただいたことがありそこで見た人々に共通していた点が“変化を楽しめる”ということでした。

人は元来変化を嫌うものです。常に成長することに喜びを感じ、楽しいと思えることは簡単ではありません。しかし、今の時代安定した企業、国などどこにもありません。 安定を求めることができるとするならばそれは唯一自分の持っている知識や能力に対してだけです。これを格差社会アメリカにいて痛感していたので先ほども述べた“変化できるか”そして何より私が欲する社会人としての能力をそこで養えるか、が大きなポイントとなりました。

明確にこの会社でなければならないと考えるよりもこの会社で何を得よう、と考えたのです。「職を得る=生きていくための武器を身につける場所」 この視点は就活中いろんな人の意見を聞き、ぶれそうになる自分にはとても大切なものでした。

留学の機会費用

これまで留学がいかに役に立ったのかという点について言及してきましたがもちろんプラスの面だけでなくマイナスの面もあります。

基本的に三年生から留学をする場合帰ってきたらすでに就活が始まっている場合が少なくありません。 (私は二年生の後半から行きましたがそれでもギリギリという印象でした) 聞いたことがあるかもしれませんが就活は情報戦です。より早く準備を始めるに越した事はありません。

帰国してから逆カルチャーショックになってしまう人や燃え尽き症候群になってしまう方もいらっしゃるので、日本で就活をしたい方は留学先でもSPIを行う、企業の情報を集めるなど先手先手で動いていくことが大切です。 (私の友人には留学に行く前、企業の説明会など先輩方に混じっていきつつ選考も受けるなどの猛者もいました)

また、日本にいたらできたかもしれないクラブ活動や様々な機会を留学中は損失しています。これを意識した上でそれを上回るものを学ぶという意気込みで留学中過ごすとまた違うと思います。

就活アドバイス:日本で就活する人向け

1,新卒というブランドを大いに活用してください

今の時代転職は当たり前ですし、海外に行けば新卒なんてむしろ経験も知識も乏しいだけの人材と考えられるので何故新卒というだけでこんなに頑張らなければならないのかと疑問に思う人もいると思います。 これは日本の企業体質、社会構造が大きな要因となっています。新卒というだけで企業への門戸がまず開かれています。

OBOG訪問を行いたいと連絡すれば基本的にお昼の時間を活用して行って下さいますし、インターンシップも長期であれば(短期でも)交通費、宿泊費を出し人材を見つけようとする会社が多くあります。

一生のうちでこんな待遇を受け色んな業界に土足で上がれるのは新卒である時期しかありません。また将来よりやりたいことが出てきた、転職したい、など考えることは大いにありえます。その時に評価されるのは学歴ではなく前職の実績、評価、今何ができるかということです。つまり働き方の土台や範囲は最初の職場から多くの影響を受ける可能性が高いのです。だからこそ悩み抜いて新卒という立場を大いに利用し、働く舞台を選んでください。

2,ES(エントリーシート)について

ざっくり私の体験を話すと就活の流れは大きく分けて三つでしたES⇨テスト⇨面接。まずはESについてです。 自分が何を得意で将来どうなりたいかというアピールが会社の目標、そして会社が欲しい人材とマッチしていますよ、とアピールする場です。ですので行きたい業界、会社がどんな人材を欲しているのかを調べてそれに合わせて自分と被る部分を書いて行って下さい。

3,テストについて

SPI,WEBテストなどいろいろありますが一言だけアドバイスをすると、8割取れば問題ない、ということです。 コンサルや難関金融機関を除くと8割取れれば殆ど心配しなくても良いと思います。 そして面接と違いテストは必ず点が出ます。唯一自分の力で100%どうにかなる部分です。これで落とされては土俵にも立てないので必ず取ることをお勧めします。早く対策すればするほど伸びるのがテストの特徴です。

4,面接に関して

私の体験から行くと面接というのはESからの質問が7割、あとが3割という印象でしたつまり完璧に深堀されても答えられるESを用意しておけば3割の対策さえすれば良いのです。突拍子もない質問や、時事問題に対する意見を求められることが3割の中では考えられますが新聞をチェックする、本命以外の企業で場数を踏むという努力で大体カバーできます。

最後に

一つだけ気をつけて欲しいのが就活に失敗したからといって人生が悪くなることはありません
この会社に入って良かったか?この経験が役に立ったか?などというのは結局随分後にならないと結論なんて出ないのではないかと思います。 それを良くも悪くもするのは自分ですので、難しいとは思いますが楽しんで世の中を見て好奇心を持って自分の未来を探って見てほしいと思います。

留学で身につくものの一つ、自分で生き抜く力を皆さんには精一杯発揮していただき就活を終えてほしいと思います。 かくいう私もまだ何も成し遂げていない、何もできないうちの一人です。ですので肩肘張らずこんな奴が就活できたんだから、と思って読んで頂き皆さんの就活の一助となれば幸いです。

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