【転職活動】退職理由はどう伝えるか

転職や再就職をする際に「前職の退職理由」または現在勤めている会社からどうして転職を考えたかという理由は必ず聞かれます。
仕事のステップアップや就きたかった仕事へのチャレンジなどの理由だけでなく、仕事内容や条件面での会社に対する不満などの自己都合による退職や会社都合での退職する方も多いと思います。
ただそのネガティブな内容をそのまま伝えてはいけません。ネガティブな内容もポジティブな表現をしながら退職理由を伝えましょう。
そして退職理由が、志望動機にもきちんと繋がらないといけません。 そこに整合性を欠くとあなたに対する信頼がなくなります。
「自分の経験 → 退職(転職)理由 → 志望動機」 これらは全て繋がっていることを忘れないでください。
採用担当が、書類や面接などの応募を通じて知りたいことは簡潔にいうと2つです。
「会社の環境に適応できるか」「きちんと仕事をしてくれるか」です。
色々な質問を通じてそれらを確認しているのです。下記の例に従い、ネガティブな退職理由をポジティブに表現するよう心がけましょう。
例1 人間関係の不満・条件や給与が納得いかないなどの理由
そのままの理由を伝える必要はありません。
前職が特別な環境だったとしても前職の不満ばかり並べることや、特定の人物を悪く言うことは好ましくありません。
どれだけ前職の環境が悪だったかを伝えたとしてもどうしても主観も入っていまいますし、あなたにとっても良いことはありません。
採用する側に、当社でもうまくやっていけない人だという印象を与えてしまうこともあります。
これまでの仕事内容をもう一度振り返り、今後その会社で何をしたいのかそれらを考えて退職理由に結びつけてみてください。
例2 仕事が単調でつまらなかった・時間を持て余したなどの理由
「前職では仕事が少なく時間を持て余していたので・・」などとそのまま伝えるのではなく下記のように仕事に対する意欲を伝えます。
前職では◯◯を担当し、△△などに携わっていました。 業務を通じて、更に◯◯という分野に興味を持ち、今後自分の△△△の経験を活かし更に ◯◯◯に携わっていきたいと思い転職を決意いたしました。
例3 会社都合(リストラや倒産)の場合
人員削減の場合は、決してマイナスに考えなくても大丈夫です。
人員削減に対しての不満ばかり話したり、業績悪化での人員削減をまるで他人事のように話たりするのではなく、こちらも気持ちを切り替え、ポジティブな表現によって応募先への意欲をみせましょう。
「会社の業績不振で私が配属されていた部署が人員削減の対象となり、これまでのキャリアを今後活かすことができないと判断し、上司とも相談し、早期退職に応募しました。心残りの思いもありましたが、これを好機と捉えて以前から挑戦したかった◯◯の分野を御社で是非携わりたく思います。」
などと、人員削減のみを伝えるのではなく、前向きな気持ちを伝えましょう。
退職理由は、不満やマイナスだと思う理由であっても決してそれをそのまま伝えるだけで終わらせるのではなく、これまでの経験、今後の仕事への意欲を表現し志望理由とも結びつけて伝えてください。