パティシエの仕事

仕事内容

パティシエは、お菓子やスイーツを作る人というイメージを大多数の人が持っていると思います。ですのでここでは、具体的にどのような仕事をして、どのような毎日を過ごしているかを紹介していきます。まずは、新人パティシエがどのような1日を送っているのかを見ていきましょう。

新人パティシエの1日の例

5時=起床・出勤。ケーキ屋やスイーツショップの場合、開店時間は朝の9時から10時というところが大半です。開店時に出来たてのものを並べるために、朝早く出勤をする必要があります。

9時~9時30分=店内清掃。どんなに美味しいものを出すお店でも店内が汚れていたらお客さんは買う気も失せてしまいます。店内の清掃はスイーツを作るのと同じくらい重要な仕事と認識する必要があります。

時30分~9時50分=商品ディスプレイ。できたてのスイーツをショーケースに並べます。並べ方によっても見栄えが変わってきますので、この作業は重要な業務のひとつです。

10時=開店。売れ行きを見ながら、足りなくなりそうな商品を適宜作っていきます。また、小さなお店では営業時間中はレジ係をすることもあります。

14時~15時=製造。商品の売れ行きを見ながら、夕方に提供する商品を作ります。時間帯によって売れる商品も変わってきますので、開店している間は状況を見ながら常に先を読んで、品切れを起こさないようにしなければなりません。

17時~18時=閉店。翌日の仕込みに入ります。ここできちんと仕込んでいないと翌日の朝が大変になるばかりか、そもそも作ることができない商品が出てきてしまいます。

20時=翌日の仕込み終了新人のうちは、ここから練習や復習の時間に入ります。そして後片付けをして帰宅します。

21時~22時=帰宅。

上記の1日のスケジュールを見ると分かるように、新人時代はほとんど休むひまがありません。そして、朝早くから夜遅くまで仕事に忙殺され、自分の時間もほとんど持つことができません。パティシエには、お菓子作りの技術やセンスが問われることはもちろんですが、その前につらい修行時代を耐え抜く精神力や体力が必須と言えるでしょう。

資格について

パティシエとして働くために必須の資格はありません。しかし、就職や昇進さらには自分で店を持つことに有利になる資格は複数あります。代表的なものは「製菓衛生師」と「菓子製造技能士」の2つです。どちらから取得しても構いませんが、受験資格や試験科目に異なる部分がありますので、どちらが自分にとって取得しやすいのか、どちらを取れば有利になりやすいのかを吟味する必要があります。2つの試験の概要を以下にまとめます。

【製菓衛生師】

製菓衛生師は、厚生労働省が所管する国家資格です。製菓業に携わる人の中ではもっとも一般的な資格のひとつです。お菓子作りの技術はもちろん、安全管理の知識にも重点を置く資格です。

◎受験資格:製菓衛生師養成施設(製菓専門学校)で1年以上学んだ人、もしくは実務経験を2年以上有している人

◎試験科目:衛生法規、公衆衛生学、食品学、食品衛生学、栄養学、製菓理論及び実技 合格率:合格基準等は各都道府県で異なりますので、合格率も異なります。平均的には60~70%と言われています。

【菓子製造技能士】

菓子製造技能士は、お菓子作りの高い技術を認定する資格です。国が認定する技能士制度のうちのひとつです。洋菓子と和菓子と分かれています。また、レベル別に1級と2級とに分かれています。ここでは、2級の試験概要をお伝えします。

◎受験資格:原則として2年以上の実務経験者

◎試験科目:食品一般、菓子一般、関係法規、安全衛生、菓子製造、デザイン、包装保存、官能検査、製造計画、実技試験

◎合格率:40~50%

※製菓衛生士の受験資格、試験科目、合格率は厚生労働省ホームページより引用。菓子製造技能士の受験資格、試験科目、合格率は日本菓子教育センターホームページより引用。

就職・転職活動

パティシエの就職先としては、多くの人が専門店やレストランを思い浮かべるのではないでしょうか。確かに専門店やレストランで活躍するパティシエは数多いですが、実はパティシエはそれ以外にも多彩な就職先があります。また、どこで働くかによってやらなければならないことや求められる能力が少しずつ変わってきます。そこでここでは、働き先と求められる能力、仕事内容をまとめて紹介していきます。

◎専門店

お菓子を作る技術はもちろん、毎日同じ味を高いレベルで作り続ける能力が必須になります。また、常に同じ商品だけではお客さんに飽きられてしまいますので、季節やお客さんのニーズ、流行に合わせた商品の開発もしなければなりません。

◎レストラン

美味しいスイーツを作る能力、新商品を開発する発想力はもちろんですが、レストランではお客さんを楽しませるための工夫も求められます。例えば、仕上げに火や氷を使ったパフォーマンスをすればきっとお客さんも楽しんでもらえることでしょう。また、レストランに相応しい見栄えのする盛り付けも勉強しなければなりません。

◎ホテル・結婚式場

ホテルや結婚式場では、結婚式をはじめとした各種パーティーに出すスイーツを作ることがメインです。短時間で大量のスイーツを作ることを前提に考えておかなければなりません。また、結婚披露宴のウェディングケーキを作ることも重要な仕事のひとつです。最近のウェディングケーキは、新郎新婦の似顔絵をケーキにしたり、共通の趣味のものをケーキにしたりとバラエティに富んでいますので、デザイン能力、そのデザインを実現する技術も求められます。

◎製菓メーカーの研究所

パティシエの経験や知識を生かして、製菓メーカーの研究所に研究員として採用されることも最近では増えています。新たな商品の企画が主な業務になりますので、これまでにないお菓子を発想する発想力、企画力が他の職場より求められます。

また、昨今のSNSの普及により、より写真に撮りたくなるスイーツの企画力もサービス業には求められます。そしてホテルやレストランでは、優秀なパティシエ不足の部分もあります。 転職・就職活動ではこういった先もしっかり探してみると希望の職場に出会える可能性が高くなります。



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