心理カウンセラーの仕事

仕事内容

心理カウンセラーという言葉は知っていても、「具体的にどのような仕事をするのか」についてまで詳しく把握しているという人は少ないのではないでしょうか。心理カウンセラーは、一言で言えば悩みやストレスなどの心のトラブルを持つ人の話を聞き、会話や作業、訓練などの心理療法を用いて心の問題を解決していくという仕事です。ちなみに、心理カウンセラーは医師ではありませんので、投薬による治療をすることは禁止されています。

一口に悩みや心のトラブルと言っても、話を聞いてもらうだけで解決するケースもありますし、さまざまなプログラムを試さないと解決の糸口すら見つけることができないといった人もいます。

心の問題は、ケガや病気と違って実際に患部を見たり、レントゲンやCTで写すことができません。ですので、その原因、治療方法ともに、各心理カウンセラーの経験や知識が非常に重要になってきます。

自殺者が毎年約3万人を超え、働く人のうつ病罹患率が10%を超えると言われている現代の日本では、心のトラブルの解決は大きな課題です。しかし、まだまだ「精神科には通いづらい」「精神科医に相談しづらい」と考えている人が多いのも事実です。そんな人に頼りになる存在なのが心理カウンセラーです。

心理カウンセラーは、専門家だけど相談しやすい、精神科より通うハードルが低いといった意味で、現代の日本で心にトラブルを抱えている人にとってはなくてはならない存在になってきています。

資格について

心理カウンセラーとして働くためには、必ずしも資格を持っている必要はありません。しかし、公的な施設や企業で心理カウンセラーとして働きたい場合は、何らかの資格を持っていることが条件になっていることが大多数です。

心理カウンセラーとして働くための資格は数多くあります。一番代表的な臨床心理士をはじめ、2018年度から開始予定の公認心理師という資格、学校心理士、認定心理士、産業カウンセラーなどさまざまな資格があります。

人の数だけ悩みの数もありますし、その環境によっても解決する方法が異なり必要な知識も微妙に違ってくるので、これだけ細分化しているのでしょう。この項では、先に挙げた中で一般的な認知度が一番高いとされている臨床心理士試験の概要をお伝えしていきます。

【臨床心理士試験】

主な受験資格

1.第1種指定大学院を修了している者

2.第2種指定大学院を修了後、1年以上の心理臨床経験を持つ者

3.大学院において臨床心理学などの心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位過程を修了した者

4.医師免許取得者で取得後2年以上の心理臨床経験を有する者

※指定大学院とは、主催する日本臨床心理士資格認定協会が指定した大学院のこと

試験内容

一次試験は心理学、臨床心理査定、臨床心理面接、臨床心理的地域援助、研究調査に関する基礎的・基本的な専門知識を問われるマークシート方式と論文記述試験。

二次 試験は、後述面接試験。

試験日程

一次試験は例年10月中旬、二次試験は例年11月中旬

試験地

一次試験、二次試験ともに東京

合格率

例年60%程度

※試験の情報は日本臨床心理士資格認定協会ホームページより引用

就職・転職活動

 

臨床心理士の活躍の場は近年、格段に広がってきています。病院やクリニックなどの医療機関はもちろん、児童相談所などの福祉施設、学校で働くスクールカウンセラー、社員のメンタルヘルスに力を入れている企業など臨床心理士を求めている場所は数多く、今後その需要はより高まっていくと予想されています。

先ほどお話ししたように、心の問題と一口に言ってもその原因や解決方法は千差万別です。ましてや、働く大人の悩みとガンを患っている人の悩み、不登校の子どもたちの悩みとその解決方法はまったく違います。

ですので、臨床心理士の資格を取得して働く場所が決まった後も、その場所ごと環境ごとに応じた勉強をし続けなければなりませんし、可能であれば専門の資格を取得することをおすすめします。

例えば、企業で働くのであれば産業カウンセラーの資格が役に立ちますし、子どもの心理を理解するには学校心理士の資格勉強をするのが効率的です。

また、日進月歩の勢いで新たな治療プログラムが開発されたり、心と身体のメカニズムが解明されています。常に新しい知識や方法を身につけるといった姿勢がこの仕事では特に重要ではないでしょうか。



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